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Blade Runner 2049 [Movie/drama]

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 先日ようやくブレードランナー2049を見に行ってきました。公開以来、全世界で賛否両論だそうですが、実際自分で見てそう言われるかもしれないと思いましたね。監督がオリジナルのリドリースコット監督から、ドゥニ・ヴィルヌーブ監督に交代した影響でも出たのでしょうか。

 1作目を見ているワタクシとしては、デッカードとレイチェルはどうなったのか?とか35年も経ってからの設定なのでそれまで一体どうなったのか?あたりが知りたいところですが、前者は本編の中で、後者は本編の前に制作された短編集で明らかにされています。ワタクシも↓の短編集3作を見てから劇場へ行きましたが、確かに上記疑問の理解の参考になります。

 で結局ハリソン・フォード扮する元ブレードランナー、デッカードはレプリカントなのか?については、前作の総監督リドリー・スコットが「そうだ」と言っていますが、当時のレプリカントは年をとると感情が芽生えてくるので、それを防ぐために寿命は4年に設計されていました。でも30年後も放射能吹き荒れるラスベガスの廃墟で暮らしているのはどうなんでしょう(笑)。後半になるとデッカード自体もとある計画にあたかも最初から仕組まれていた発言も出てくるので乞うご期待です。一方、ラ・ラ・ランドのライアン・コズリングが現役のブレードランナー約に扮していますが、いつ踊りださないかとハラハラしました(笑)。

 前作ブレードランナーが画期的だったのが近未来の描写だといわれています。2019年のロスアンジェルスが放射能汚染の脅威にさらされ、いつも雨が降っているような世界、そして日本語や漢字のデジタルサイネージがあふれる演出がなされていました。リドリー・スコット監督によると、「これからはアジアが発展すると思ったので近代の香港市街を参考にした」そうです。そう言われると確かにそんな感じがします。

 前作に引き続き本作でも、パンアメリカン航空やアタリの広告があったりするので、これは現在に対するパラレルワールドであることを宣言シているかのように見えます。どちらの起業も当時は大企業として存在していましたが、今やその影はありません。でもその中に配給元の企業がカタカナで看板を出しているのはどう考えれば良いんでしょうね(笑)。






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