プラダを着た悪魔

　自宅のBDレコーダーがさりげなく録画していたのに気が付いて、見てみることにしました。 アン・ハサウェイとメリル・ストリープのダブル主演で公開当時には話題になったものでした。確か当時の宣伝では、アン・ハサウェイが一流ブランドを次々と身に着けていくのが話題になっていましたね。 

　最初ワタクシこの映画は、アンハサウェイが「プラダを着た悪魔」になるまでを描いた映画だと思っていました。でもそうではなくて、その一歩手前で我に返る設定なんですね。いっその事、ダークサイドに落ちていったアナキン・スカイウォーカー（ダースベーダーですな）のようになればよかったのに(笑)。実はちょっとこの辺り期待していた部分もあって、やや残念ですな。 

　2006年当時のアン・ハサウェイは若いということもあって、やや芋っぽい感じもしないではありませんが、それでも一流のハリウッド女優なわけですから、いくらダサいファッションを身に着けていてもアン・ハサウェイはアン・ハサウェイなわけですよ。ファッションに疎いワタクシのようなおじさんの場合、さらに見分けがつかなくなっているわけですね(笑)。途中からファッションに目覚めたアン・ハサウェイですが、サイズが6→4になっても、さっぱり違いが判りません（汗）。

　ですのでファッションという観点では、ワタクシの能力からして全く評価できないわけですが、ミッションインポッシブルを連発するメリル・ストリープに耐えつつも、たまに期待以上の成果を挙げて成長していくアン・ハサウェイを見ていると、上司の気まぐれな一撃に毎日翻弄されているワタクシの身の上と重なるところがあって思わずニヤッとしてしまうわけですね(笑)。

 ああワタクシも上司からの電話がかかって来た携帯を噴水に投げて走り去ってみたいものです、と思っていたら原作は続編が執筆されているとか。そしてそれとは別にアンハサウェイがファッション雑誌の編集長（！）で出演する「マイ・インターン」がなんと10月から公開なんだそうです。これは見に行かないと(笑)。つまりこの映画の放映って、新作映画の宣伝目的だったのね（笑）。