マイレージ、マイライフ

マイレージ、マイライフ [DVD]

• 出版社/メーカー: 角川映画
• メディア: DVD

　英語の学習とばかり、公開のときに見落としていた映画をTSUTAYAで借りてきて見ることにしました・まず1本目は「マイレージ・マイライフ」です。この映画の原題は「Up in the Air」で、飛行機に乗る機会が多い主人公のジョージ・クルーニーを表しているのかと思ったのですが、辞書を調べると、「上空に」という意味の他に「はっきりとしない」、「中に浮いている」という意味もあります。この映画はジョージ・クルーニーがクビ宣告人としてアメリカ全土を飛びまわるストーリーなのですが、クビを宣告された従業員の心情も表していたわけですね。

　映画の紹介記事では、ジョージ・クルーニーのマイラーぶりが強調されていました。機内に持ち込めるサイズのTravelproのキャリーオンラゲッジに無駄なく荷物を積み込み、空港のチェックインカウンターではVIPメンバー専用カウンターであっという間にすませ、航空会社の社員からは「おかえりなさい」と呼ばれる（笑）。手荷物検査上では、決して家族連れと、老人の後ろには並ばず、アジア人（日本人のことでしょう）の後ろに並ぶと荷物が少ないので早く自分に順番が回ってくる（笑）。なれた手つきでPCを取り出して、コートと靴を脱いで金属探知機に続くコンベアの上のトレイに乗せる。昨年は35万キロマイル搭乗して月に行ける距離を飛んだ。夢は通算1,000万マイルを達成して記念のカードと機長と話をすることだった。家に買えることは滅多になく、アパートの部屋もホテルのように何も無いさっぱりとした有様だった。

　私も年に40回近く飛行機に搭乗したことがあったので、ついついにやっとしてしまうシーンは数多くありましたね（笑）。でもこの映画は、ホイチョイプロダクションのようにそこばかりにこだわっているのではなくて、マイルを貯めることが趣味になっていたジョージ・クルーニーのいろいろな体験を経て変わってゆくところが主題になっているようです。ただ映画自体が唐突に終わってしまうので、その後どうなったのかが気になるところですよね。

　ところでこの映画ってずいぶんとタイアップしているみたいですね。航空会社はアメリカン航空、ホテルはヒルトン、レンタカーはハーツ、そしてキャリーオンバッグはトラベルプロ（日本では売っていません）、等々。たまにていねいにブランドを写しているシーンがありますね（笑）。飽きないで最後まで見られる映画ですので、是非一度借りるなり買うなりしてみてください。