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松下電器のBlu-rayDisc大戦略 [Books]

 Blu-ray Discの開発の舞台裏を松下電器から見た本が出版されていたので読んでみることにしました。約1年前に出版されているので、最近の急展開に関する記述は当然ありませんが、何故Blu-ray Discに規格が統一されたのか伺える内容になっています。

松下電器のBlu-rayDisc大戦略

松下電器のBlu-rayDisc大戦略

  • 作者: 麻倉 怜士
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2006/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
 この本は主に松下電器の社員の方のインタビューで構成されています。「今までいくつかの例外を除いて手を取り合うことのなかった松下電器とソニーが何故一緒に統一規格を取りまとめることになったのか」、「カバー層0.1mm等物理的な規格を提案したのがソニーで、MPEG4 AVC High Profileの提案と改良をしたのが松下」、「2層ディスクの技術を開発したのは松下」、「DVD時代からオーサリングシステム等の裏方を開発したのは松下でありハリウッドに拠点を構えていた」等いままで余り多く語られてなかったことがこの本には記載されています。作者が元々オーディオ評論家であるせいか、技術書というよりはもう少し噛み砕いて説明しているので、専門知識を持たない方も読み終えることができると思います。それとこれから仕事を始める技術系の方の入門書としてもお勧めします。「Project-○」じゃありませんけど、感動的なところもあります(笑)。

 ただ、作者の過去の著作の引用が多いのがちょっと、といった感じですね。


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