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GRAND PRIX Driver(Amazon Prime Video) [Movie/drama]

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 Amazon Prime会員向けのサービスでAmazon Prime Videoというのがあって、無料で映画やドラマを視聴できます。先日珍しくF1を扱った、しかもAmazon Prime Video専用コンテンツがあったので見てみることにしました。タイトルは「Grand Prix Driver」で、なんとF1マクラーレン・ホンダの2017年のドキュメンタリーなんです。よく撮ったね、マクラーレン(汗)。各26-29分の全4話です。

 この作品、元々はF1ルーキードライバーのストフェルパンドーンの活躍を記録するドキュメンタリーを撮るはずだったそうですが、結局はマクラーレン・ホンダ3年目の苦境をありのままに伝えることになってしまいました。最初は穏やかに今年のルーキーのバックグラウンドの紹介や、冬の間の新型マシンの開発がいかにタイトな日程で行われているのか、日頃は目にすることに出来ない貴重な映像とともに展開されて非常に興味深いですね。あの元CEOロン・デニスがきっと作っただろうに違いないマクラーレン本社の美しい社屋や、あのアイルトン・セナも乗った歴代のF1優勝マシンもストーリーに彩りを添えます。

 ところがホンダエンジンの火入れがリモートでかからかったシーンから事態は悪化の兆しを見せ、ギリギリバルセロナ冬季テストに間に合ったクルマがいきなりエンジントラブルでエンジン交換になってしまい、その後もエンジン(ハイブリッドなのでICEと呼びます)起因のトラブルが続発して満足なテストも出来ませんでした。この後マクラーレンの現COOのジョナサンニールが全社員を集めて2017年の苦境について説明したときがきっとホンダとの決別の瞬間だったのでしょう。新型マシンのお披露目のときの自信のある発言とは全く異なるものでした。最終回の最後はシンガポールGPにおける決別会見のシーンでした。

 今年の開幕戦の状況を見るとやっぱりホンダのパフォーマンスに問題があって、マクラーレンはルノーエンジンに替えた途端に5位に入賞しているのに今年からタッグを組むトロロッソホンダは1台リタイヤして、もう1台は最後方でレースを終えています。ただしマクラーレンのシャシにも問題があってドラッグ(ダウンフォース)を大きくしないとまともに走らないので元々パワーの低いパワーユニットとは相性が悪かったというオハナシもあります。空力が悪いのはマクラーレンの伝統的なこともあって(笑)、途中空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイが直したはずですが、それでもダメみたいですね。

 そう言えばマクラーレンはホンダが抜けてスポンサー料が無くなってしまったので、Fアロンソと契約できるのは今年限りだそうです。さて、今週末の開幕第2戦バーレーンGPの結果に期待しましょう(笑)。



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