パイオニア、プラズマ撤退?

 

 ついにパイオニアがプラズマ撤退を検討しているようです。

パイオニア、薄型テレビ生産撤退 DVD機器開発も移管

　「パイオニアは薄型テレビの開発・生産中止を柱とする経営再建策をまとめた。2009年3月期に5期連続の連結最終赤字となる見通しになっており、赤字のテレビ事業を大幅に縮小する。不採算のＤＶＤ機器の開発も、シャープと共同出資で設立する新会社に移管。経営資源をカーナビゲーションシステムなど車載機器に集中して生き残りを目指す。電機メーカーの事業構造転換の動きが加速してきた。」NIKKEI NET (2009.2.7)

当社事業に関する本日の一部報道について

　「本日（平成21年２月７日）、当社のディスプレイ事業等に関する一部報道がありましたが、これは当社が発表したものではありません。
　当社が現在検討しております構造改革策につきましては、今後内容の確定および機関決定を経た上で、平成21年２月12日に発表させていただく予定です。」（パイオニア株式会社 報道資料（2009.2.7））

　プラズマディスプレィもDVD機器どちらも、パイオニアが基礎技術を持つカテゴリーなので本当に残念です。プラズマディスプレイは既に価格競争からは脱落して、パネルの共有もpanasonicから受けることになっていたので、その延長線上としての撤退は十分考えられたのかもしれません。しかしDVD機器はレーザーディスク時代からの技術蓄積があるのだから、まだまだ他社と比べても優位性があるはずです。今後はシャープとのJVとなるようですが、早くフロントラインに帰ってきてもらいたいものです。パイオニア本体はこれからはカーナビに資源を集中するそうなので、パイオニアカーナビユーザーの私としては、今後の動向に期待ですね（笑）。