F1GP 2020 Rd.2 Styria GP

　7/12に開催されたF1GP 2020 第2戦 シュタイアーマルクGPは、F1史上初の同一サーキット２週連続開催となりました。ですのでサーキットは先週と同じ、オーストリアのレッドブルリンクサーキットです。ちなみにシュタイアーマルクとは、レッドブルリンクがある場所の地名です（Styriaは英語名）。

　決勝の結果はメルセデスAMGのLハミルトンとVボッタスの1-2フィニッシュ、これにレッドブル・ホンダのMフェルスタッペンとAアルボンが3-4で後に続きました。アルファタウリホンダのDクビアトは今季初入賞の10位、チームメイトのPガスリーはルノーのDリカルドとの序盤の接触でスピードが保てず、15位完走でした。

　一方フェラーリの２台はスタート直後にSベッテルとCルクレールがターン3で「楽観的に動いた」為にSベッテルと接触、Sベッテルはリアウィング破損で、ピットまで戻ってそのままリタイヤ、Cでルクレールはピット・インしてタイヤ交換したものの、フロアのダメージが大きく結局リタイヤしました。クルマに速さがないとドライバーは焦ってこのようなことをしでかしてしまうんですね、きっと(笑)。

　第2戦は開幕戦のようにトラブルによるリタイヤ多発、ということにはなりませんでした。同じサーキットなので縁石の高さも変わらないはずですが（笑）、当日の気温がと路面温度が先週と比べてかなり下がったので、クーリングに問題のあるメルセデスAMGとって有利だった言うことなんでしょう。

　ちなみに縁石の餌食にあったのは、あろうことかレッドブル・ホンダのMフェルスタッペンフェルスタッペンでした(泣)。その他、接触してパーツを破損してペースを落としたドライバーは、Cルクレール、Sベッテル、Pガスリーの他には、レーシングポイントのSペレスの4名でした。

　とにかく今回は、メルセデスAMGの速さが目立ちました。それについていくのがやっとだったがMフェルスタッペン、その以降の集団の走りは、Mフェルスタッペンフェルスタッペンいわく、「衝撃的に」遅かったそうです。今年のレギュレーションでエンジン開発は今後凍結されてしまったので、PUキャリブレーションの余地とか、まだ使っていないエンジンモードがあれば良いんですけど、それがもう無いとするとPUパワーの差は今年は固定されてしまいます（泣）。

　また空力に関してもメルセデスAMGとレーシングポイントがやたらと速く、レッドブルホンダはリアの挙動がまだナーバスなようです（汗）。デザイナーのAニューウェイがまたやってしまったんでしょうか（汗）。ちなみにフェラーリはシミュレーションと風洞があっていなかったことを認めているようです。今後のレッドブル・ホンダのペースアップに期待しましょう！