Money Monster

　海外出張の休日移動の帰りの飛行機の中で、久しぶりに映画でも見て帰ることにしました。そういえばしばらく映画見ていないなと思いつつ、つい「シン・ゴジラ」を見ないでチョイスしたのがコチラの「マネー・モンスター」です。まあ、ワタクシ、ジョージ・クルーニーのファンなのでいいんですけどね（笑）。

　コチラの作品のあらすじは、TVの経済情報番組放送中に爆弾と拳銃を持った男が乱入してTVをジャックしてしまうお話です。映画制作会社はソニー傘下のトライスターですが、さすがCBSを持つソニー、スタジオの裏側のリアリティーはさすが思わせるところがあって、まずまずのオープニングだと思いました。

　ところが、TVジャック犯の素性が徐々に暴かれ、妊婦の彼女が出てきてめちゃくちゃ怒られて、茫然自失になったあとは、今ひとつ物足りなさを感じましたね。高速取引のアルゴリズムのバグの真相もイマイチだし、800億ドルが無くなった理由もちょっと浅いし、この辺りにぜめて007級の謎を仕込んでおいて欲しいと思ったのはワタクシだけでしょうか。

　ジョディー・フォスター監督ってミステリー/サスペンス系はお得意なはずだったのでは。でもまあ、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの名演を見るだけでも価値があると思いますよ。レンタルが始まったらぜひ（笑）。