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エヴェレスト 神々の山嶺(いただき) [Movie/drama]

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 少し前の話になりますが、Facebookのお友達がこの映画について語っていたので、ワタクシも興味が湧いたので見に行ってくることにしました。「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」で夢枕獏さんの原作ですね。見にいた映画館が桜木町のブルク13です。主演は阿部寛さんと岡田准一さんのダブル主演でした。実はお恥ずかしながら映画が始まる前にワタクシなんと寝入ってしまい、次に目が覚めたのはなんと映画が上映されてからなんと1時間後のことでした(汗)。原作本を途中まで読んでいたの、頭のなかでなんとかストーリーは継ががったので、まあ良しといたしましょう(笑)。 

 この映画の舞台はエヴェレストですが、ワタクシは山国長野県の出身ですが、別に山歩きは趣味にしておりません(汗)。大きくなる前に横浜に出てきてしまったので、中学、高校の遠足で登山を経験していないせいかもしれません。ちなみにスケートは少しやりましたが、スキーも全くダメです(笑)。この辺りが最初山を扱った映画に興味が出なかった理由かもしれません。

 原作は上下巻の大作のせいか、映画ではストーリーガ非常に早く駆け抜けていきます。この映画、最初はエヴェレスト初登頂を目指す登山家が携帯していたカメラを、主人公で山岳カメラマンである岡田准一がネパールでたまたま入手し、このカメラに入っていたであろう写真を探しだして現像することによって、初登頂に成功したか否かを突き止める、というストーリーから始まります。

 それが途中から阿部寛演じる伝説のクライマー「羽生丈二」が、今までの生き様と、エヴェレスト登頂隊で山頂を目指しているときに意見の対立により登頂をあきらめ下山して後、人生のすべてを捨てて「エヴェレスト冬季南西壁無酸素単独登頂」でエヴェレストを目指す様を追いかけるようになります。 

 原作ではさらに、羽生丈二の山岳部で羽生と登山中に山岳事故で死亡した岸の妹涼子(尾野真千子)と羽生が付き合っていたが、羽生はシェルパの家に同居する間にシェルパの娘との間に子供を授かっていたり、カメラマンの深町(岡田准一)が涼子を好きになって原作では後半交際していたりとか、三角関係も扱っているわけです。

 つまり、原作が長編で複数のストーリーが盛り込まれているにも関わらず、映画の尺に入れる目にストーリーをショートカットしたので、非常に分かりにくい作品になってしまったみたいですね。今回は実写化不可能と言われた原作をエヴェレストの標高5300mまで行ってロケを敢行したそうですが、その努力もこのストーリーでは台詞なしというものです。 決してワタクシが居眠りをしたからストーリーが分からなくなっているだけでは無いと思います。原作本をちゃんと最後まで読んでみよう(笑)。

 あとこの作品、標高の高い山を目指すときにはつきものの、主人公が高山病による幻覚を見るのシーンが多く出てきますが、この辺りの演出がもう一工夫あると、一見ご都合主義のコメントにしか聞こえないセリフも現実味を帯びてくるような気がしましたね。 


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