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中小企業経営革新セミナー@明治大学-その3 [MOT after Graduation]

 明治大学リバティ・アカデミー主催の「中小企業経営革新セミナー」は2週間に渡って、全2回開催されます。今日はその第2回です。第3講の明治大学学長の納屋先生の授業は都合で受講できなかったのですが、第4講の北野大(まさる)先生の講義には出席することができました。

 第4講が始まる時間の少し前に大学に到着したので、リバティタワー17Fの学食で昼食をとってみました。トレイの大きさにちょっとビビりましたが(汗)、コーンライスのコーンにちょっとむらがあったのと、鶏肉が固いのがちょっとイマイチでしたね。

 北野大先生は皆さんご存知の通り、あの北野武さんの御兄弟です。北野先生は明治大学理工学部応用工学科の教授でもあります。 随所に弟のたけしさんの話をおりまぜて、楽しく授業を進めていきます。お題は「母の教えは人の心をどのように創り上げるのか、そしてそれは社会人として組織人としてどのような意味を持つことになるのかについて語る」です。授業メモは↓の通りでした。

1.4つのjinzai-じんざいには4種類ある。それは人罪、人在、人材と人財である。人罪は、存在そのものが犯罪な人の事。人在はいるだけの人の事。人財は人を財産とした時の見方。jinzaiをなるべく人罪から人財へシフトするのが教育

2.人材は皆でほめて育てるもの-山本五十六「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」

3.技術教育には、逆転の発想とSerendipity(面白いことや価値ある発見を偶然する自然の才能)が大切。

 最後に、4.「(北野先生の)母の教え」です。これは傑作ですね(笑)。正しいかどうかはともかく、これだけはっきりとしたビジョンを持っていることに敬服します。

①貧乏悪循環と貧困の再生産。教育こそが抜け出る道

②実るほど頭を垂れる稲穂かな

③自慢高慢、馬鹿がする

④一杯の酒に城が傾く

⑤物をもらって怒る人はいない

⑥人は物が欲しいと思うときには、物をくれない

 私が印象に残ったのは、先人たちの教えの中で、

愚かな質問というものはない。質問をしなくなったときに人間は愚かになるのだ。-スタインメッツ(物理学者)

実験は常にまっとうな結論をもたらしているものだ。こんなはずはないと考えるのは、人間のほうが間違っているのだ-八木秀次(八木アンテナの創設者)

というのが印象に残りました。ホント身につまされます(笑)。全体的には技術屋の視点で、ご専門の化学の事例を中心に、専門知識がなくても分かりやすく説明されていたので、化学がとても苦手な私でもあっという間の1時間半でした。話が面白いのは北野家のDNAなのでしょうか(笑)。

 講義の後に、23Fのホールで懇親会がありました。ちょっとしたホテルのホールよりよっぽど豪華で立派でしたね。北野先生はお酒を飲んで絶好調だったのか、会場で流れていた明治大学の校歌を口ずさんでご満悦のようでした(笑)。 本当に明治大学を愛されているようです。本当は英文学を専攻したかったらしいのですが(爆)。記念に名刺交換をさせていただいちゃいましたよ(笑)。

 たまには早稲田大学以外の学校の授業も受講してみると新鮮に感じますね。また別の機会にチャンスがあれば他の大学の授業も受講してみようと思います。


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