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F1 GP 2009 Rd.8 - British GP [-F1]

 F1 GP第8戦イギリスGPはレッドブルのベッテルが今期2勝目をあげました。今期6勝しているブラウンGPのジェイソン・バトンは6位に入賞しました。今回レッドブルが早くてブラウンGPはそうでもなかったようですが、これはレーシングカーの特性とドライバーの違いが影響したようです。F1に参戦しているレースカーには、タイヤへの入力が大きい(タイヤに負担をかける)車とそれほどでも無い車があるそうです。一般的にはタイヤへの入力が少ない車のほうが、タイヤのマイレージ(走行可能距離)が伸びるので、決勝レース戦略の選択肢が広がるので有利とされています。

 しかし、イギリスのシルバーストーン・サーキットは決勝当日は気温16℃で、非常に寒かったようです。こうなると、タイヤに余り負荷をかけないレーシングカーに装着されたタイヤがグリップ力を発揮する温度(作動温度)までタイヤが温まらない現象が発生するそうです。そうですレッドブルはタイヤへの入力が大きい車で、ブラウンGPは入力が小さい車だったわけです。タイヤへの入力が小さいといつまでたってもタイヤの作動温度にいたらないので、タイヤがグリップせずに、なかなかラップタイムがあがりません。

 しかもバトンはスムーズな運転をするドライバーなので余計にタイヤが温まりません。さらにシルバーサーキットは、安全確保の為にコース回収で以前ほどではないにせよ高速サーキットと言われています。つまり周内の速度差が他のサーキットほどではないので、ブレーキを使う頻度も少なく、ハード・ブレーキングでタイヤを暖めることも出来ません。つまり全ての条件がベッテルに味方したわけですね(笑)。

 一方バトンの他に、天候が味方につかなかったのは、ウィリアムズの中嶋一貴です。今週末はフりー走行から終始同じチームのニコ・ロズベルグをリードしていました。予選順位はなんと第5位です!決勝でも最初のタイヤ交換までは4位を走行していました。ところが、1回目のタイヤ交換で、タイヤコンパウンドが2種類あるうちの硬いほうのハードタイヤをチョイスしてしまいます。おかげでピットを出た最初の周回が極端に遅く、いつの間にか中断にうずもれて、結局11位でチェッカーを受けています。最初のタイヤ交換のときにソフトにスイッチしていたらと思うと残念でなりません。次のレースに期待です!


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