Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005 [MOT in School M2]
先日のゼミで、何がきっかけだったのかは忘れてしまいましたが、Y本先生から「Apple CEOのスティーブ・ジョブズが米スタンフォード大の卒業式でのスピーチが有名」と教えていただいたので、早速You Tubeで見つけてきました。それも日本語字幕付き!(笑)内容は↓こんな感じです。
PART Ⅰ BIRTH
スティーブ・ジョブズは生まれてすぐに、里親の元に出されてしまいます。生まれの親の希望で里親は両親共に大卒でなければならなかったのですが、最初に契約した弁護士夫妻が女の子を希望したので、結局大学を出ていない里親のもとへ、ジョブズを大学へ行かせるという条件でジョブズの生まれの母は契約したのでした。
PART Ⅱ COLLEGE DROP OUT
しかしスティーブ・ジョブズは米リード大学をその余りの学費の高さに、両親に迷惑をかけないために、すぐに中退していまいます。
PART Ⅲ CONNECTING DOTS
でもジョブズは学校を辞めた後も自主的に授業をしばらく聴講していました。その中にカリグラフィー(装飾文字)の授業があったそうです。実はリード大学はカリグラフィーが有名なんだそうで、スティーブ・ジョブズいわく、校内のあらゆる掲示物にカリグラフィーが施されていたのだそうです。ここでカリグラフィーに目覚めたジョブズは、後年Appleでマッキントッシュを開発した時に、文字を美しく表示できるようにしたのでした。つまり、ジョブズがカリグラフィーと出会っていなければ、PCの文字はウィンドウズも含めて美しくはならなかったはずなのです(笑)。
PART Ⅳ FIRED FROM APPLE
ジョブズは20才の時に創業したアップル社を30才の時にクビになってしまいました。その後まだ自分に情熱が残っていることに気づいたジョブズはネクスト社とピクサーを創業しました。ピクサーは映画「トイ・ストーリー」の成功などで、世界有数のアニメーションスタジオに成長し、ネクスト社はアップルに買収され、その結果ジョブズはアップルのCEOに返り咲くことができました。ここから学んだことは、信念を放り投げちゃいけない、素晴らしい仕事をするには好きなことを仕事にすることだ、とスティーブ・ジョブズは言います。
PART Ⅴ ABOUT DEATH
ジョブズは毎朝鏡を見てこう問いかけます。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを本当に私はやりたいだろうか?」
PART Ⅵ DIAGNOSED WITH CANCER
ジョブズは2004年にすい臓ガンにかかりましたが、幸いにして手術でガンの除去に成功しました。
「私たちの時間は限られている。直観というのは自分が何をしたいのか、とっくに分かっているのだから、その他のことは二の次でいい」
PART Ⅶ STAY HUNGRY, STAY FOOLISH
今で言うとGoogleのような、「The Whole Earth Catalogue」という雑誌がありました。この最終号に背表紙にお別れのメッセージが書かれていました。
「Stay hungry, stay foolish (ハングリーであれ、馬鹿であれ)」
ジョブスはそれを見て以来、常にそうありたいと思っています。そしてそれを卒業生達にも願っています。
自分の出生の秘密を含む洗いざらいを告白して、そこから何を学び、感じてきたかをストレートに語りかけてくる姿は感動的ですらあります。こういったリーダーの元で一緒に働きたいと思うのは私だけでしょうか。スピーチの画像を貼り付けました。↑が前半で、↓が後半です。字幕付きでごゆっくりどうぞ(笑)。
STANFORD NEWS SERVICE - Text of Steve Jobs's Commencement address (2005)
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