ルーズベルトゲーム/池井戸潤 [Books]
半沢直樹のときも最終回が待ちきれず、原作本を購入して読み漁っておりましたが、今回の「ルーズベルトゲーム」もやはり待ちきれず、購入してしまいました。電子書籍で購入したので文庫本と同じ価格で購入出来ましたよ。
「ルーズベルトゲーム」のストーリーはちょっと複雑で、主人公の細川社長が率いる青木製作所の立て直しの話と、青木製作所が所有する実業団野球チームが強くなって、ビジネス、野球のどちらもライバルであるミツワ電器(TVではイツワ電器)に打ち勝っていく、というものです。ですので読者としてはどちらに感情移入すれば良いのかちょっと迷うところがありますね。
それに池井戸潤さんの作品は時代劇タイプの完全極悪ハッピーエンドな話になるので、細川社長の相手の裏をかくスーパーマン振りとか、エースの沖原の豪速球振りはそりぁあ大変なものですよ(笑)。ところで扱っている題材がデジカメ用イメージセンサなので、弊社も同業ということもあって興味深く見ることが出来ましたね。
ただ1つ気になるのは、ミツワ電機の、フレキシブルプリント基板(FPC)の投資額が数千億なのに対し、イメージセンサが100億でできるのかがちょっと気になりましたね(汗)。しかし今の世の中、国内の企業間で競争して消耗するよりは一致団結して、台湾、韓国、中国勢へ立ち向かってほしいところです。
TV番組もいよいよ今週で最終回を迎えます。視聴率は「半沢直樹」までには行かないまでも、15%近くの平均視聴率を維持して、同じく池井戸潤さん原作の日テレ「花咲舞が黙っていない」につぐ民放2位にランキングしています。ストーリーは原作そのままの部分も、少しひねってある部分もあって、TVを見てから原作本を見ても良いですし、原作本を読んでからTVの最終回を迎えてもいいと思いますね。さてどんな結末を迎えるか楽しみですね(笑)。
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