くねくね手すり「クネット」 [MOT after Graduation]
先日JRお茶の水駅久しぶりに利用したときに、ホームへの階段の手すりを見たら面白い形に変わっていて驚きました(笑)。でも手すりにつかまりたいときにどうやって手すりを使えば良いか考えちゃいますよね(汗)。
壁に手すりに利用方法が掲示されていました。「くねくね手すり クネット」と言うのだそうです。手すりが波状になっていることで、階段を登るときは斜めの部分をつかみ、降りるときは水平な部分をつかむと良いのだそうです。実際に使ってみましたが、確かに階段の昇り降り、特に下りは手すりに体重をあずけることができるので、降りやすいと思いました。
製造販売は、「クネット・ジャパン」というベンチャー企業がやっているそうです。ホームページを見てみると、2004年に長崎県の佐世保で会社起業、会社設立後すぐに米国と国内で特許を取得しています。佐世保は坂が多い町なので、使い易い手すりのニーズがきっとあったのかもしれませんね(笑)。株式上場していないので売上等の企業情報の掲載はありませんが、設置事例を見ると様々な場所に数多く設置されているので、事業としてはきっと好調なのでしょう。
クネットは国土交通省の「バリアフリー新法」のガイドラインに適合しているそうです。いままで直線の手すりの場合、高低2本必要なのですが、クネットなら機能性が高い手すりと認められるので、一本の設置で十分なんだそうです。こうやって会社の成長が社会貢献に結びつくなんて、ある意味理想的な事業を展開されているわけですから、今後も是非とも頑張っていただきたいと思います。
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