FIAがF1 2010年のエントリーリストを発表

　3/3（水）にFIAが2010年F1のエントリーリストを発表しました。中をのぞいて見ると、今年は昨年と比べて随分チーム、ドライバーの顔ぶれが入れ替わっています。最大の話題はあのミカエル・スーマッハの復帰でしょう。ブラウンGP改め、メルセデスGP（カーナンバー3）で参戦です。その他、今期より参戦するチームはロータス、HRT F1、VIRGIN F1の合計3チーム6台です。

　昨年F1を撤退したワークスチームは、トヨタとBMWザウバーですが、BMWザウバーはチーム創設者のペーターザウバーがチームを買い取り、エンジンをフェラーリに載せ変えて、「BMWザウバーフェラーリ」と微妙なチーム名になっています（汗）。一方トヨタはステファンGPへ開発済みの2010マシンとチームの設備ごと売却して、ステファンGPはこのパッケージで参戦する予定でしたがFIAにエントリーは認められませんでした。それとオールアメリカンチーム、USF1も2010年からの参戦を目指していましたが、マシンが間に合わずに2011年の参戦を目指します。 

　日本人ドライバーの状況は、2009年ウィリアムズに在籍した中嶋一貴はステファンGPからの参戦を予定していましたが、ステファンGPがFIAに参戦を認められなかったので、今年は出走できません（汗）。2006年にスーパーアグリF1の撤退と共にシートを失った佐藤琢磨は2008年にトロロッソのオーディションを受けたものの、シート確保まで至らず、今年はロータスのシートを狙っていましたが、現役ドライバーのトゥルーリとコバライネンに奪われてしまいました。昨年ブラジルGPでトヨタのティモグロックの代役でデビューして、次のアブダビGPで6位入賞して鮮烈なデビューを飾った小林可夢偉はBMWザウバーから2010年はフル参戦します。そんな訳で今年の日本人F1ドライバーは1人になってしまいました（泣）。昨年と同じですけどね（笑）。今年のF1も今週末のバーレーンGPで開幕です。楽しみですね。

FIA Fomula One Championship - Entry List