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Wiiのすごい発想 [Books]

Wiiのすごい発想―任天堂 技術競争を捨てて-新しい市場開拓に成功

Wiiのすごい発想―任天堂 技術競争を捨てて-新しい市場開拓に成功

  • 作者: 溝上 幸伸
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

  T本・Y本ゼミの今年入学されたMOT M1の方々は、自分の修士論文の研究に着手する前に、2陣営に分かれてグループワークを行います。市場で競合する2つの企業を挙げて、それぞれの企業分析を行う訳です。今年のテーマは、任天堂とソニーのゲームビジネスについて研究することになりました。ちなみに去年はKDDIとソフトバンクのケータイ業界について、でした。ちょうど2007年は、国内携帯業界の中でソフトバンクが大躍進した時だったのでタイムリーな企画だったのではないでしょうか。

 それはさておき話を、今年のグループワークに戻すと(笑)、任天堂の「Nintendo DS」と「Wii」が大ブレイクしています。2006年に鳴り物入りで登場したPS3も元気がありません。巷では、いかに「任天堂すばらしいか、そしてソニーが市場を見ていないか」といった議論が多くされていますが、その辺のところを1冊にまとめた本があったので、グループワーク見学者として失礼がないように予習とばかり(笑)、購入してみました。丁度半分読み終えましたが、その中で、任天堂が「Nintendo DS」と「Wii」の2つのゲームプラットフォームでいかに新しい顧客を捕まえたのかが書いてあります。いまふと気がついたのですが、このソニー「PS3」と任天堂の「Wii」は丁度クレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」の中で述べられている、「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」の関係そのものなんですね。もちろん、「持続的」なのがソニーで、「破壊的」なのが任天堂です(笑)。

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

  • 作者: クレイトン・クリステンセン
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本


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