神々の山嶺(いただき)/夢枕獏 [Books]
映画の「神々の山嶺」を見に行くことに決めてから、原作本を読み始めました。ワタクシが購入したのは集英社版をKindleでダウンロードしましたが、現在の版権は角川書店になっているようですね。でも電子ブックで購入すると、出版社なんてもはやどうでもいいような気がするから不思議です(笑)。
で早速読み始めたのですが、山登りを趣味にしていないワタクシとしては、なかなか情景が頭に浮かびません(汗)。少なくとも国内外の山の名前を言われて、「あああそこね」と言えないくらいだとダメな感じです。この作品の世界に入り込むことは出来ないのかもしれません。ワタクシが長野に帰省するときは、主にクルマですが、激走していますので、周囲の景色を眺めている暇は余りありません。先日冬場に電車で行く機会がありましたけど、結局良くわかんなかったです(汗)。
山が分からない話はこれくらいにして、この長編小説は、主人公の山岳カメラマン深町を中心に、「マロリーのカメラ」、「羽生丈二」、「岸涼子」、「エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂」他いくつかのキーワードが展開されていきますが、これが全部ストーリーとなって展開されることを考えると、原作くらいの長編じゃないと全て受け入れるのは難しいですね。映画ではこの辺がギュッと圧縮されていてまるでご都合主義で展開されるドラマのように見えてしまうのがもったいないです。
というわけでワタクシは、自分のイマジネーションと経験不足を補うために、谷口ジロー先生作のコミック版をためしてみることにしたのでした(笑)。
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