F1 GP 2009 Rd.17 - Abu Dhabi GP [-F1]
2009年F1最終戦アブダビGPが、11月1日にアラブ首長国連邦のアブダビ、ヤス・マリーナ・サーキットで開催されました。優勝は今季4勝目のレッドブルのセバスチャン・ベッテル、2位は同マーク・ウェーバー、3位はブラウンGPのジェイソン・バトンでした。ウィリアムでの最終戦となった中島一貴は13位完走、トヨタのティモ・グロックの負傷欠場の代役でスポット参戦2戦目の小林可夢偉は6位に入賞しました。参戦2戦目に6位に入賞した日本人ドライバーは、中島悟、中島一貴に続く歴代3人目になります。
今回のレースは、史上初のトワイライト・レースになりました。レース開始直後は夕日がまだ出ている時間帯にスタートしますが、見る見るうちに日が暮れて、トップがチェッカーフラッグを受ける頃には真っ暗でした。ナイトレースはシンガポールで経験しているので、それほど目新しくはありませんが、車載カメラから見えるまぶしい西日に、ドライバーはちょっと辛そうですね(汗)。それとピット出口レーンが、地下道を通るような形でコースと合流する形になっていましたが、通路が狭くて、かつ滑りやすくて、壁にぶつかりそうになる車が多かったですね。
レースで印象的だったのは、小林可夢偉がブラジルGPに続いて今回もバトンをコース上でパスしたことです。ただし、バトンはピットアウト直後で車両重量が重くなっているので、軽い小林可夢偉がパスするのはおかしくはないと思いますけど、これがセナやシューマッハだったら意地でも抜かせないようにブロックするんでしょうね(笑)。
それとは対照的にウィリアムズの中島一貴は全戦無得点のままシーズンを終了してしまいました。ウィリアムズの来期ドライバーラインアップは、バリチェロ、ヒュルケンベルグの2名であると発表済です。ですから中島一貴は他のチームのシートを探さなければならなくなりました(泣)。トヨタがある程度バックアップするとは思いますが去就が注目されますね。
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