HD DVD or Blu-ray ? [MOT in School M1]
久しぶりにMOTネタです。もうすぐアメリカのラスベガスでWCES(Winter Consumer Electoronics Show)が開催されます。WBSの授業がなかったら会社を休んで見に行っているところですが(実は毎年「今年こそは」と思っていたりする)、残念ながら今年は断念しました。いつか行ってみたいものです。それはさておき、昨年にはなりますが次世代DVDを巡る争いのなかで、注目すべき出来事がありました。
いままでBlu-rayとHD DVDの両方のフォーマットでソフトを供給してきたWarner Bors. Enterteinmentは1/4(現地時間)に5月まではBDとHD-DVDの両フォーマットでソフトを供給するが、6月以降はBDのみになるとのことです。これで、両フォーマットを供給する映画会社はなくなりました。ワーナーのコメントによると、フォーマットの混乱が長期化することでハイディフィニションDVDが失敗してしまう。Blu-rayへの一本化が、市場の成功へつながるだけでなく、小売店やプロデューサー、そしてなにより消費者への利益へつながると信じている」のだそうです。
実は今回の出来事は、業界内では非常に大きな意味をもっています。というのは、かつてワーナーは東芝とともにDVDを推進した中心的な役割を担った映画会社なのです。それが2004年11月にHD-DVD支持を表明した後、2005年10月にHD DVDに加えてBDタイトル投入も表明していました。今回の発表に関して東芝は↓のようなコメントをしています。WCESでのプレスカンファレンスをキャンセルするくらいですから、その動揺ぶりがよく分ります。特にWCES開催直前だったからかもしれません。
今回の出来事で特徴的なのは、Paramaunt PicturesとDreamWorks AnimationがHD DVDのみ独占供給すると発表した時は、裏でHD-DVD陣営の某社が1億5000万ドル払ったとか払わなかったとか話題になりました。今回は(今のところ)そういった話はありません。
Paramount/Dreamworksが”HD DVDのみ”サポートへ
案外早く、「トランスフォーマー」や「シュレック3」がBlu-rayで見られるようになるかも知れません♪規格が統一されれば、製品を構成する部品も共通できる機種が増えるので、一段とコストダウンして製品価格はさらに下がると予想できます。↓の東芝のF井さんのスピーチは伝説になるのでしょうか(笑)
CEATEC JAPAN 2007 [HD DVD基調講演]
最後にソニーの会長は勝利をアピールしているそうです(笑)。
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