七つの会議

　池井戸潤さん原作の「七つの会議」が公開になったので早速見に行ってきました。監督は「半沢直樹」の福澤克雄さんなので出演者も含めTBS日曜劇場ワールド全開の映画になっています（笑）。主演は野村萬斎さんです。

　映画が始まるとまるでTBSの日曜劇場を見ている気分になってくるから面白いです。でもさすがにちょっと香川照之さん見飽きたような気がしますね（笑）。あとは立川談春さん、片岡愛之助さん、木下ほうかさん辺りは常連ですよね。TEAM NACSからは「下町ロケット」の安田顕さんではなく、「陸王」の音尾琢真さんです。

　冒頭人口密度が高い（？）営業所で片岡愛之助さん演じる北川課長の号令で全員一斉に「はい！」と答えるシーンがありますが、ちょっと気持ち悪く感じましたよ（汗）。でもその他はまさに池井戸潤×TBS日曜劇場のノリで見られますよ。しかし池井戸順さんの作品には良くネジの不良が出てきますけど、もうちょっと技術的に深掘りしてくれないものかと思ったりします。それと大企業の会議室が必ずクラシックな感じがするのはなぜなんでしょう（笑）。

　映画全体の印象は、野村萬斎さんの迫力が満点で、「ほんとにこの人ぐうたら係長なの？」と思えるような存在感です。なぜそうなのかは後半わかってくるので劇場に足を運んで是非とも見ていただきたいと思います（笑）。以前NHKで東山紀之さん主演で放映された「七つの会議」と大分テイストが違うと思います。ちなみになぜ「七つの会議」なのかについては原作が7つの短編のオムニバスで構成されていることによるらしいです。