ステレオ時代 Vol.10 [Books]
以前ワタクシが在籍していた会社を定年退職したT沢さんから、久しぶりにメールで連絡が届きました。そこには、「今度雑誌に慶されるので是非とも手にとって欲しい」と書いてあります。ワタクシが速攻でAmazonに予約を入れたのは言うまでもありません(笑)。T沢さんとはワタクシが前の会社に新入社員で配属になった時以来、約6年半一緒に仕事をした大先輩です。
発売に届いた雑誌「ステレオ時代Vol.10」の表紙にはケンウッド 製のアナログプレーヤー KP-1100のシャシの写真がが大きく写されていました。今回の巻頭特集はこのKP-1100で、当時開発を担当したエンジニアを集めたインタビューが掲載れていました。そうなんです、T沢さんはこのKP-1100のトーンアームを設計された方なのでした。発売年は1985年、当時CDはすでに発売されていました。
この機種の最大の特徴は、このシャシです。普通、アナログプレーヤーは木製のキャビネットにターンテーブルや、トーンアームが取り付けられていますが、このKP-1100はアルミダイカスト製のシャシにターンテーブルとトーンアームが取り付けられているので、基本これだけで動いていしまいます(笑)。元々ターンテーブルとトーンアームをメカ的に一体化すると音が良くなることは分かっていたそうですが、ケンウッドは本当にやってしまったわけですよ。ちなみに今でもマニアは中古を購入してキャビネット取り外すんですって(笑)。
15年ぶりくらいに写真で見たT沢さんのお姿は昔と変わりなくお元気そうでした。しかし時間が立つのは早いですね、当時「これからはCDだ」と言っていたのに、今では「これからはダウンロードだ」に変わってしまったわけですから。インタビューは3名の方が受けていましたが、ワタクシの知っている方がもう一人K出さんもいらっしゃいましたね。T沢さんもK出さんも、在職中は大変お世話になりました。今のワタクシのエンジニア人生の1/3を一緒に過ごした方々に感謝ですね。
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