F1 GP 2014 Rd.19 Abu Dhabi GP

　11/23にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されたF1 GP 2014最終戦アブダビGPはメルセデスのLハミルトンが今季11勝目を挙げ、2014年のドライバーズチャンピオンとなりました。2位はウィリアムズのFマッサ、そして3位は同Vボッタスでした。ドライバーズチャンピオンシップを最後まで争っていた、LハミルトンのチームメイトのNロズベルグは、エネルギー回生装置のトラブルで14位完走、フェラーリのFアロンソは9位、そして同Kライコネンは10位入賞でした。2レースぶりに決勝グリッドに戻ったケータハムの小林可夢偉はブレーキトラブルで42周目でリタイヤしています。

　予選はポールポジショがNロズベルグ、2位がLハミルトン、3位がVボッタス、そして4位がFマッサのメルセデスエンジン勢が上位1位から4位までを占めました。レッドブルのSベッテルとDリカルドは、フロントウィングが走行中にたわむ構造であったとして、予選結果剥奪、ピットスタートとなりました。今回のレースでLハミルトンが優勝か2位フィニッシュでチャンピオン決定、一方Nロズベルグは6位以下ではチャンスを失います。ところがNロズベルグは回生ユニットのトラブルでずるずるとスローダウン、こうして苦労せずにLハミルトンは年間王者となったのでした。

　これで2014年のF1選手権は全て終了しました。アブダビの決勝レース後のテストでマクラーレン・ホンダMP29Hが初走行したそうですが、電気系のトラブルで2日間でたったの3週しか出来なかったそうです（汗）。レーシングディレクターのEブーリエは「原因は全て解明した」と言っているので次のテストに期待したいと思います。先日来年のマシンがFIAのクラッシュテストに合格したそうです。

　ちなみに来年のドライバーをようやく発表しましたね。大方の噂通り、フェラーリから移籍のFアロンソとJバトン残留で、今年のもう一人のマクラーレンドライバー、Kマグヌッセンはテストドライバーにまわるそうです。とはいってもマクラーレンのテストドライバーってかつてはMハッキネンとかやってますから侮れませんよ（笑）。

　来年のカレンダーを見ると、なんと5/3の第5戦に韓国GPが入って全21戦にいますが、1週間後にスペインGPが控えていることを考えると、ちょっと現実味が薄いような気がします。ソウルの市街地でレースするという構想もあるようですがどうなんでしょう（笑）。