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第24回 OE研究会 [MOT after Graduation]

 久しぶりの早稲田大学までやって来ました。かつての職場、品川からでも小一時間かかるので、現職場の厚木からだと結構な旅行になるかと思いましたが、小田急線が使えるので実は案外遠くなく、割にすぐついたような気がします(笑)。

 今日はわざわざ早稲田大学まで来た理由は(正確には敷地内のリーガロイヤルホテル東京ですが)、WBS遠藤先生主催のOE(Operation Excellence)研究会が開催され、ゲストスピーカーに冒険家の三浦雄一郎がいらしゃるからなんです。三浦さんは昨年の5月に史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレストの登頂に成功されました。

 報道では周到な計画に基づいた登頂成功のように報じられていますが、実際はそのようなものではなく、怪我をされたり、体調を崩されたり、そして度重なる心臓手術から必死のリハビリのもとに成し得た成功だったのだそうです。三浦さんが60代の時は、ご自宅の札幌の近くにある標高500mの山にも登れなかったところから、計画をスタートされたのだそうです。エベレスト登頂を決めたのはそもそもメタボ解消だったというのですから恐れ入ります。一見無理にも思えるような目標設定と、それを確実にやり遂げるという意味では、まさにOE研究会のテーマとしてふさわしいと思います。

 後半は遠藤先生も登場して、座談会になりました。遠藤先生は前出のように周到な準備と、それをやりぬく実行力の話にしたかったようですが、三浦さんは至ってひょうひょうとしていらっしゃったのが好対象でした。確かに三浦さんはご家族のバックアップで周到な準備をした後にエベレスト登頂を計画されています。登頂チームの中にもご子息2人が含まれているくらいですからね。

 しかし実際は三浦さんが最後まであきらめず目的を達成しようとする意志の強さの他に、自分の人生を楽しんでいるように見えます。最初に見せていただいた登頂の映像で、標高8,000mでお茶会(高価な茶器を持ち込んだそう)をやったり、鉄人坂井シェフの特製カレーを持ち込んで、それを現地のシェルパからもらった羊肉を入れて食べたり、登山のセオリーに反するようなことをむしろ楽しんでいるようです。

 それとやっぱり重要なのは三浦さんの体が丈夫だということです(笑)。これは誰にもかなわないのでしょうか。実父の三浦敬三さんも99歳でモンブランをスキーで滑走しているくらいなのでご健康な一族のようです。この三浦さんの丈夫な体と楽観主義にご家族の献身的なバックアップがあってこそのエベレスト登頂成功だったのではないでしょうか。三浦さんの次の目標は85歳で標高8,200mの頂上からスキーで滑走を計画しているそうです(汗)。恐るべしですね(笑)。

 

第24回 OE研究会(ゲストスピーカー:冒険家 三浦雄一郎、講演テーマ:4度目の成人式に見た世界最高峰からの眺め)


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