2010 Initial Quality Study Results - J.D. Power & Associates [MOT after Graduation]
ちょっと前の話になりますが、今年の6/18に北米の調査機関、J.D.Power & Associatesが北米における自動車の初期品質に関するランキングが発表になりました。これは、2010年式の新車を購入、もしくはリース契約で購入した人を対象に82,000人から回答を得たそうです。
評価の指標は、「PP100」（Problems per 100 Vehicles）で、これは100台当たりの不具合件数で表すものです。つまり値が小さいほど不具合が少ない車、というわけです。 不具合には「製造不具合」、「設計不具合」の2種類を集計しているそうです。ですので、いわゆる製造品質の優劣だけではなく、設計の優位性も同時に評価されているというわけですね。その集計結果は↓のとおりです。
1位はなんとポルシェ、2位アキュラ、そして3位はメルセデスベンツでした。業界平均は109PP100でした。これを超えた日本車は、レクサスの他はホンダのみ、そして我がBMWは16位にとどまっています。ましてやPeugeotなんてノミネートすらしていません（泣）。1位のポルシェは車の造りに満足しているだけじゃなくて、きっと性能に満足しちゃっているんでしょうね（笑）。韓国勢は9位に現代自動車がノミネートしているのが印象的です。大リコール問題を起こしたトヨタは、レクサスブランドこそ4位にとどまっていますが、トヨタ自身は昨年の6位から21位へダウンしています。
購入直後の満足度が高いと、「次も同じ車にしよう」とか思ってしまいそうですが（笑）、今度は3年くらい乗ってからの満足度も是非調査していただきたいと思いますね＞J.D.Power & Associates様
2010 Initial Quality Study Results - J.D. Power & Associates
自分は今回凋落してしまった自動車メーカの関連企業に
身を置いておりまして、身の引き締まる思いで拝見させて
いただきました。 がんばって挽回せねば！
貴重な情報、ありがとうございました。
by hosoP (2010-07-02 23:35)
hosoPさん、コメントありがとうございます。
私は自動車業界の人間ではありませんが、このような統計は大変参考になりますよね。日本でもこのような調査をしていないものかとちょっと興味がわきます。
by Peugeot (2010-07-03 11:22)